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CDなど音楽関係の仕事でのことARTPLAN

仕事でやりがいと楽しさを感じたことはいろいろありますが、その1つはレコード会社関係のデザインです。
最初の頃手掛けたのはレコードではなく8cmのシングルCDとカセットテープでのデザインでした。しかし、これはあまり長期間やっていたわけではないので、あまり記憶がありません。ただ、30年以上も前のことなので、今は大物の方で昭和の歌手のデビュー当時を何人かやった記憶はあります。

そのあとは、CDのデザインです。ジャケット他のデザイン、ポスター製作。これがなんと言っても楽しかったです。(今もやっていますが)自分の作ったCDが地元のレコード店に置いてあり、ポスターが貼られて、それが友達への自慢だったと、スタッフが言ってました。とにかくモチベーションはかなりあがる仕事でした。私にとっては、なんてったって石原裕次郎のCDを作るのが一番でした。カラオケも大好きで歌いますし、亡くなってからのCD製作でしたが、BOXでかなりの数つくりました。知り合いにお気に入りの写真から石原裕次郎の肖像画を描いてもらい、額にいれて応接に飾ってあります。

次に思い出すのは、テレサテンです。これもカラオケでも歌っていました。ひょんなことから、テレサテンのメモリアルボックス CD5枚組をつくりました。そうしましたら、テレサテンのお墓に奉納に行かなくてはということになり、台湾までCDを持って行ってきました。お墓は公園のように整備されていました。台湾での彼女はあまりにも偉大なので、遺体は火葬されず、エンバーミングで土葬です。台湾でこのような形で眠っているのは、蔣介石、蔣経国、テレサ・テンの3人だけだそうです。CDのジャケットの写真はどれもなつかしく、若々しくて好きな写真です。

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そしていまよくやっているのは、JAZZのCDやLPのデザインです。JAZZはそんなに興味があったわけではありません。たまたま、うちの子供のピアノの先生が、ジャズバンドをやっていて何度かライブハウスに行くようになり、聞くようになりました。それでもさっぱりJAZZはわかっていません。CDやLPの解説を読みながら、なるほどとやっとわかるくらいです。

 今後音楽関係もいろいろ変わっていくのだろうと思っていました。レコードからカセットテープやCDに。MD、USBから音楽配信という新しい方式に。乗り遅れないようにいろいろパッケージなどのデザイン案いろいろつくりましたが、やはりいろいろな面でCDを凌駕することはありませんでした。逆に、JAZZ等は昔のようにLP判がはやってきたようにも思います。

 おもしろいのは自動車メーカーの仕事は、ライバルメーカーの仕事は一切できませんでしたが、なぜかレコード会社はほかの会社も大丈夫でした。いろいろやってるほうが、わかってるからいいんだとか…、かえってそのほうがよかったみたいです。
あと、まえからやってますが、自分の歌や曲をCDにしたいとか、自主制作のお手伝いもけっこうやっています。


デザインの仕事で思い出すこと
その1 CDなど音楽関係の仕事でのこと
その2 旅行関係の仕事でのこと